産後ケアについて
産後ケア事業とは
産後ケア(産後デイケア・産後ショートステイ)
産後はホルモンバランスの変化に伴い、精神的に不安定なところに、授乳や育児による不眠、疲労により産後うつを引き起こしやすい状態にあります。
産後うつの発症を予防し、元気に楽しい子育てができるようにと、令和元年12月より母子保健法の改正に伴い産後ケア事業が法制化し、国や各市町村からも補助制度が進められています。 さらに令和6年度より、産後ケア事業を必要とする全ての産婦に対して利用者負担の減免支援が導入され、より利用しやすくなっています。
助産所とうみでの産後ケア
日帰り型と宿泊型が選べます
- 出産後の育児不安や疲れを軽減できるように休息することで、心身の安定を図ります。
- 不安に思うことや心配なこと、今までの様子など聞かせていただきながら、過ごすうえでの目標を一緒に考えていきます。
- 助産師が母親に寄り添い、育児や沐浴、授乳のやり方について、それぞれに合った方法を一緒に考えて練習し、育児に自信が持てるように支援していきます。
- オイルマッサージやアロマ浴など心身共にリラックスできるようなケアを提供します。
お電話にてご予約ください
※ご予約いただいたのち、確認事項がある場合にはこちらからお電話させていただくことがあります。
利用時期について
利用できる時期 | 産後ショートステイ(宿泊):産科施設退院後、出産後5日目以降(それ以前は要相談) 出産後4ヶ月未満まで 産後デイケア(日帰り):出産後1年未満 ※寝返りや人見知りをする時期を過ぎての赤ちゃんは、育児支援の目的での利用とします。 赤ちゃんとお母さんは、できるだけ一緒に過ごしていただきます。 |
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申し込み時期・方法 | 妊娠中~ご利用1日前までに、助産所とうみにお申し込みください。事前に施設見学できます。 定員を超える申込があった場合や分娩進行者がいる場合には、利用日をお待ちいただくことがあります。 |
利用基本料金:母と子一組の料金(税込)
利用方法 | 時間 | 食事(1食810円) | 利用料金(宿泊料金のみ) |
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日帰り(半日) | 4時間未満 | なし | 6,000円 |
日帰り(1日) 9-16時の間 | 4時間以上 | 10時までにチェックインした場合 ご希望あれば昼食 | 10,000円 |
宿泊 | 入所は10時以降 退所は11時まで | 1日3食 ※初日は夕食から ※退所日は朝食まで | 1泊2日:25,000円 ※1泊増毎に25,000円追加 ※双子の場合は、上記料金に 5,000円追加 |
家族宿泊 | 21時までに入所 | 食事提供なし | 大人:1泊:1,040円 |
★滞在時間を延長される場合には、1時間につき1,000円延長料金をいただきます★
★上田市、東御市、佐久市、小諸市、軽井沢町、立科町、長和町、御代田町、青木村、佐久穂町、北相木村、南相木村の方は補助制度があります。また、長野県助産師会と契約している市町村にお住まいの方も補助制度を利用できます★
市町村により,申請方法・補助・減免額の内容が異なります。詳しくはお住まいの市町村にお問い合わせください。
その他の料金(利用料金に含まないもの)
- 食事代:1食810円(希望者のみ、持ち込み可)
- 布オムツ・オムツカバーのセット(新生児のみ):賃借料600円/1日(持ち込み可)
- 衣類:ベビー服(新生児のみ):賃借料300円/1日(持ち込み可)
- オイルマッサージ用アロマオイル代(希望者のみ)
- 初めての利用の際には、初診料
持ち物
- 保険証、母子手帳、印鑑
- お母さん用:
部屋着、下着、生理用品、室内履き、入浴用品(シャンプー、石けんなど)、洗面用具、タオルやバスタオル、湯のみ、箸、スプーン、ティッシュペーパーなど - 赤ちゃん用:
お尻拭き、ガーゼはんかち、おくるみ用バスタオル、必要な方はミルク、哺乳瓶洗浄・消毒セット、衣類、紙オムツ(賃貸衣料利用の場合は不要)、赤ちゃんの保湿剤など - 施設が用意しているもの
授乳クッション、電動搾乳機、電気ポット(ミルク作成用)、円座、赤ちゃんの沐浴道具一式(石鹸、タオル)、 洗濯される方は洗剤をご持参ください。
※ 乳児用衣類(生後2ヶ月以降)は賃貸不可のためお持ちください。
ご利用に際して、事前に面談ができますが、電話での説明も可能です。
入所時には、産後ショートステイ同意書兼保証書、入所申込書をダウンロードし記入してお持ちください。
※産後ショートステイチラシをダウンロードできます。
おねがい
当助産所は出産を扱う施設です。産後のお母さまには十分に休息していただきたいと思っておりますが、分娩進行中の産婦さんの状況により以下のようなことがあります。
- 赤ちゃんのお預かりができないことがあります。
- 元気なお子さんや産婦さんの声が聞こえることがあります。
- 出産が重なった場合に利用日の変更をお願いすることがあります。 ご理解ご協力いただけますようお願いいたします。
産後ケア利用の流れ(補助制度があります。市町村により自己負担額が異なります)
実際の利用者の悩み
近くに相談できる人、協力してくれる方がいない
- 実家のサポートが得られない
- 里帰りしたけど、昼間は一人きりになる
- 夫は仕事の帰りが遅くて、育児を手伝ってくれない
- 夫が出張や当直の時に、一人で夜を過ごすのは不安
- 実母とうまくいかない。喧嘩ばかりしてイライラしてしまう
育児や産後の疲れがたまっている
- 出産後の身体がなかなか回復しない
- ゆっくり休みながら育児を学びたい
- 1時間でもいいから、ぐっすり眠りたい
- 子どもを産んでから、気分が沈みがち、眠れない
- 上の子と赤ちゃんお世話とで疲れてしまう
- 双子で大変、双子の育児のコツも知りたい
育児の困りごとがある
- 赤ちゃんが泣いている理由が分からず、困ってしまう
- 母乳のあげ方がわからない、抱き方や含ませ方を知りたい
- 母乳の量を増やしたい、楽にできる授乳方法知りたい
- 決められた量のミルクを飲んでも寝ない
- すっと抱っこしていて腕が痛くなってしまった
- 乳腺炎で、動けない、つらい、おっぱいのサポートしてほしい
産後ケアを利用された方の感想
産後ケア 1日の過ごし方
産後ショートステイ:宿泊型 9:00~翌日午前中(1泊ごと)
産後デイケア:日帰り型 9:00~16:00
9~10時ころ(時間は希望に合わせて)
入所・お部屋へ案内
今の状況や困っていることなどを伺い、今回の入所の目的、目標設定を一緒に考え過ごし方を計画します
目標の例)授乳の方法を学ぶ、赤ちゃんが泣いたときの対応ができるようになる、ゆっくり休息するなど
10~12時
赤ちゃんに合わせて沐浴・授乳など
それぞれの目的に合わせて、授乳の仕方やミルクの補足、寝かせ方、泣いたときの対応についてなど、一緒に確認していきます。
お休みしたいときや入浴時などは、赤ちゃんをお預かりします。
ママのシャワー浴または入浴
アロマオイルを入れてゆったり温まります
12時
昼食・ハーブティー
授乳・オイルマッサージ・休憩
16時
デイケアの場合退所
18時
夕食・授乳
21時~翌日7時
おやつ・就寝・授乳・おむつ交換など
授乳、おむつ替え、泣きの対応など赤ちゃんのニーズに合わせて行っていきます。
状況に合わせて助産師が一緒に見守り支援していきます。
赤ちゃんをお預かりして休んでいただくこともできます。
おやつは好きな時にいただきます。
8時
朝食
9時
赤ちゃんの様子で沐浴・授乳
11時ころ
退所
お部屋での授乳の様子