東御市民病院について

院長あいさつ

院長  岩橋 輝明(いわはし てるあき)

 

~院長就任のご挨拶~

202109院長.jpg 令和3年4月1日から結城敬前院長の後任として、東御市民病院の院長に就任しました岩橋輝明です。この場をお借り致しまして、皆様にご挨拶申し上げます。 

 昨年来の「コロナ禍」は、「第4波」と言われる感染拡大が始まりつつあり、いまだ収束の兆しが見られません。かつてない医療危機から地域をどのように守っていくか、的確な判断を求められる中で、院長就任という重責を託されたことに、身の引き締まる思いがしております。まずは、当分続くと思われるこの感染症との闘いの中で、当院としてできる限りの役割を全力で果たさなければなりません。

 一方、これにより医療を取り巻く状況が一変したとは言え、以前から抱える問題が依然としてあります。2019年9月、厚労省が「再編・統合などの議論が特に必要」と全国424の公立・公的病院を名指しで公表しました。地域の実情にあっていないと全国の病院から反発がありましたが、当院もそのリストに含まれた事で、多くの方に「市民病院はなくなってしまうのか」とのご心配をおかけしました。先に各都道府県が策定した「地域医療構想」の推進を促す目的があったと言うものの、病床の削減や社会保障費の伸びを抑えたい国の思惑や経営状況の悪さも相まって、「60床の小さな公立病院がある意味」に厳しい目が向けられています。

 こうした中、東御市においては、令和3年度から6年度にかけての「東御市病院事業 第3次経営改善計画」を策定し、「プライマリケアの実現と地域包括ケアシステムの構築」を目標に掲げました。もとより「プライマリケアセンター」は結城前院長が中心となり掲げた東御市民病院の基本理念です。これを引き継ぎながら新しい目標を達成する事が新院長としての責務です。

 しかし、本来「プライマリケアの実現と地域包括ケアシステムの構築」は市民病院の経営改善が一義的な目的ではありません。住民が安心して暮らせるための地域の社会保障の一つとして達成されるべき目標です。そのためには近隣の医療・介護・福祉機関が信頼関係に基づき連携を組み、「オール東御」として取り組むべきものと考えています。その上で病院は重要な要素として、その一翼を担っていくという立場を大切にしたいと思います。

 さらに重要なのは、その地域システムを、次の世代へ繋がる持続可能なものとする事です。地域で次世代を担う人材を「どのように守り育てるか」。当院では医学生奨学金制度、看護学生の病院実習、市内中学生の職場体験、そして今年度はこもろ医療センターの初期研修医の地域医療研修など、次代に活躍が期待される若者と接する機会が多くあります。このような機会を通して、彼らが「将来この地域の医療に貢献したい」と思える現場の雰囲気を創りたいと思います。

 職員は病院の礎であり、患者さんに満足して頂くためには、職員にとっても働きやすく充実した職場であるべきです。そして何よりも、職員の満足は患者さんやそのご家族に信頼されていると実感できる事に他なりません。地域の皆様から信頼され愛され、職員も誇りを持って長く働ける環境を「住民の皆様とともに」創り上げたいと思います。

 加えて一人の臨床医としても、内科医および専門の神経内科医の経験を生かし、地域の皆様のお力になれるように研鑽を続け、期待に応えられるよう努力してまいります。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

院長略歴

東京都出身

平成1年 信州大学医学部卒業
     信州大学医学部内科学第三教室入局

信州大学医学部附属病院第三内科、旧国立長野病院(上山田)内科、小諸厚生総合病院内科医長、国立療養所中信松本病院神経内科、国立長野病院(現信州上田医療センター)神経内科医長にて内科・神経内科医療に従事

平成19年8月から 東御市民病院内科