東御市民病院について

院長あいさつ

院長  結城 敬(ゆうき けい)

yuki-kei02.jpg

~東御市民病院の目指すもの~

みなさん、こんにちは。
いつも東御市民病院を応援していただき、どうもありがとうございます。

 日本は世界に先駆けて超高齢社会に突入しました。
高齢の患者さんは複数の持病をかかえていることが多く、体力や認知機能も低下し、経済難や介護の問題など、単に病気だけでなく多くの問題が複雑に絡み合っています。厚生労働省は病院の機能分担と連携をすすめており(地域完結型医療)、救命救急や手術などの急性期医療が終われば回復期、さらに慢性期病院へと患者さんは移動することになります。ではいったい誰がその患者さんの主治医になってくれるのでしょうか?複雑に絡み合った問題をていねいに解きほぐしながら、辛抱強く相談にのってくれる主治医はだれでしょうか?

 この役わりを担う医療を「プライマリ・ケア」と呼んでいます。プライマリ・ケアは臓器や病気の専門ではなく「あなた」を専門にする医療なのです。現在日本では開業医(家庭医)と地域の小病院がプライマリ・ケアを担っていますが、そういう病院が今危機に瀕しています。医師不足、看護師不足で経営難に陥り、存続が危ぶまれているのです。

 東御市民病院はプライマリ・ケアの病院です。大手術や高度専門医療はできませんが、規模は小さくとも、内科、外科、小児科、整形外科など複数の診療科をもち、外来透析室や助産所もあります。血液検査やCT・MRI、リハビリ、栄養指導、薬剤指導といった診療を支える部署も充実しています。健康管理から診療、そして在宅・介護へと、まさに「地域包括ケアシステム」にとって最も重要な役わりを担っており、地域医療連携室では当院と急性期病院や在宅・介護施設への橋渡しをしています。地域に密着し、病気の治療だけでなく、患者さんやご家族が抱えている悩みやご相談にも対応できる「あなたの専門病院」になりたいと思っています。

 嬉しいことに、新年度に入り内科、外科、産婦人科の先生方が増え、診療体制がさらに充実してきました。地域医療はひろく浅い三流の医療とみられることがありますが、私たちはひろく深い一流の地域医療を目指します。病気だけでなく患者さんのこころにも目を向け、ご家族にも十分配慮した医療を行いたいと考えています。今後もこの組織力とチームワークを活かし、なくてはならない市民病院を一緒につくっていきましょう。

 

院長略歴

昭和57年 東京医科歯科大学医学部卒業
昭和57年 佐久総合病院 研修医
昭和61年 国立がんセンター 外科レジデント
平成元年 佐久総合病院 外科
平成24年 東御市民病院 副院長
平成25年7月 東御市民病院 院長